忍ミュ第9弾初演 愛知公演 感想

既に5月ですが、忍ミュ第9弾 愛知公演の感想をアップします。

今回は愛知は春日井の地で地方公演が行われたので、東京公演に加えて地方公演も観てきました。



地方公演はテニミュの愛知公演のみ、名古屋のセンチュリーホールと金山のホール二ヶ所しか観に行ったことがなかった私です。嘘です普通に話盛りました。忍ミュ7再の静岡公演も行ってる。

今回 春日井に初めて行きましたが、あの辺はマジで自動車移動圏なんですね……道路がメッチャ複雑に敷かれていてビビりました。名古屋のベッドタウンになっているからつまり完全に住宅街仕様なんだろうな よそから来た元名古屋民の所感です。
駅から会場までが遠くて地元民以外はアクセスがちょっと大変でしたね。




2018/2/3 マチネ


地方公演が行われるようになってから、忍ミュは 初演・Gロッソ→初演・地方公演→再演・サンシャイン劇場→再演・地方公演 の段階を踏んで演出に大きな変化がつき一つの作品として変身していく姿を見せるスタイルになったと感じています。
初演がGロッソかサンシャイン劇場での公演になるかでまた若干変わってきますね。つまりはGロッソという劇場での公演とそれ以外の劇場での公演の違いがどこに生じるかという話です。


昨年のミュ8はGロッソ公演がメチャクチャおもしろかった。
個人的にはミュ8初演のGロッソという劇場のステージの高さを強調させた使い方が、今までのGロッソの使い方として一番おもしろかったように感じています。
確かに見辛かったけど……でもそれは置いといて、と言えるくらい面白かった。
忍ミュはGロッソ公演の方が絶対おもしろいとは言い切れないけど(ミュ6は初演のサンシャイン劇場公演の方が良かったな~)、それでもGロッソ公演はすごく楽しいです。


だから正直なところ、それと比べたら今回のミュ9初演Gロッソ公演は……自分の感じ方としては可もなく不可もなくといったところ。
ミュ8初のインパクトが強すぎたのでしょう。そりゃそうだろうよ、ミュ8初と比べたらそりゃ可もなく不可もなくという感想になるって。
けれどもミュ9初演はGロッソと地方公演を比べたときに物足りなく感じることは全くなく、愛知公演はGロッソ公演を観た時に「ここをこうすればもっと良くなるのに……」と感じたところが改善されてもっと良くなっていた。
特に五年生&六年生の得意武器の見せ場のシーン、ステージど真ん中にいる人物を中心に画をつくることで画面に安定感が生まれた。

花道があるステージで行われる忍ミュを観るのは今回が初めてでした。
後方席から見て、花道があるとその分ステージの奥行きを表現できるんですね 知らなかった。Gロッソでいう高低差を花道に役者を配置することで目の錯覚を利用して表現することも可能なように感じました。後方席から見たら花道にいた人が まるでステージにいる人より高い位置にいるように見えたもん。


Gロ公演からあったOPのドクタケさん客降り演出は客席を含めたステージ一体のフィールドが既にドクタケの縄張りになってしまっているような気配がして、物語の中でこれから起こる事件への不安が煽られてハラハラとゾクゾクワクワクが増します。
こわいよ~OPの時点で既にドクタケに乗っ取られている気配が凄まじいよ~楽しいよ~。
Gロッソで使用していたキャットウォークと踊り場のスペースがなくなった分、本編中でもドクタケの殿、八方斎とキャプテンが客席中通路に降りてきた。あの劇場内が完全にドクタケに支配されていた。
しかしこれはおそらく後方席で観劇して 客席通路を含めた会場全体でドクタケ忍者がうようよしている様子を見なければ感じなかったことだから、席によってかなり違う観劇体験ができることに改めて気付かされた。