テニミュ3rd vs関東立海 感想

テニミュ3rd VS立海 愛知公演を観に行きました。

・ネタバレあります
・原作は関東氷帝辺りまでしか読んでいない≒未読
(話の内容の感想が大半になったので、テニミュの感想というかテニプリの感想になった気がする)
忍たま聖闘士星矢が大好きです
・普段は忍ミュを見ます
・つまり テニプリ素人兼テニミュ素人が書いた感想です
・ついでに言うと 中学生の年頃の少年が大好きです


長くなったけど全部むりやり一記事にまとめました。


3rd VS六角の愛知公演ぶりにテニミュを観に行きました。
テニプリテニミュのことは全然わからない超ド素人ですが、何だかんだでテニミュ観劇三回目です。超ド素人には変わりないです。
テニミュの先輩たちがいつも完璧な体制でサポートしてくれるからものすごく心強い……そして毎回めちゃくちゃ楽しい。 テニミュ先輩のみなさん、いつもありがとうございます。


いきなり余談ですが、忍たまの潮江文次郎が大好きです。本当に余談だなおい!
威厳ある風格、五年の歳月を掛けて磨き上げられ さらに磨けば極上の輝きを放ち人々の希望を照らす存在になる予感を感じさせる肉体と精神、先人らが生み出した知の偉大さを知り吸収しようと励む姿、夢を叶えるために全力投球で学び成長しようと懸命な姿、の四拍子揃った15歳 忍術学園の最上級生の少年です(私の個人的な印象です)。現代でいう中学三年生です。

ここまではマジで余談だったのですが 話はここからで、本当によく聞くんですよ 文次郎とテニプリの真田が雰囲気似てるっていう話を……。
ていうか今回チケットを用意してくれて隣で観劇してくれたテニミュ先輩も、忍たま先輩の潮江推し先輩を兼ねていて(何が何やら) あれこれたくさん教えてもらった私もいよいよ腹をくくって今回のテニミュ観劇に臨んだわけです。
さらに言うと、2ndのVS立海も別ルートで誘ってもらってました。断ってしまって申し訳ない。ついにテニミュVS立海を観てきたよ!

ということで、今回はけっこう真田を意識して見ていたように思います。
「あんた もしかしてアイツのこと好きなんじゃない?」と友人から言われ、それ以来 気がついたらアイツのことを目で追っている……恋ってこうやって始まるんだってわたし知ってる。

でもやっぱり 試合を経験して成長していく青学のみんなを応援したくなっちゃうんだよな~!
そんな感じの感想になってます(前置きが長い)

原作未読のテニミュ素人が、無知なのをいいことに好き放題言っています。



2017/8/27 マチネ(愛知公演)



今回初めてテニミュを二階席で 上から観ました。もっと言うとドセンの席を譲ってもらったので、初めてドセンで観劇しました。ど真ん中すごい!
着席し幕が上がるたびに テニミュはステージを手前から奥まで全部使うんだな~!と驚く。
大道具が全て取り払われたステージはの景色は、まるでどこまでも広がる草原のよう。その広い草原でキャスト達が走り、踊り、軽やかに跳ね力強く地面を踏む。広いステージをキャスト達が縦横無尽に駆け回り踊る光景に圧巻される。
この光景を前方席で見ると、キャストとキャストの間から奥で踊るキャストを覗くようになる。自分がこの空間を吹き抜けて ラケットを振る少年たちの頬を撫で髪を揺らす風になったかのような錯覚に陥る。


テニミュの少年たちの周りにはいつも風が吹いている。
いつも吹いている……というより、少年たちが放つ爽やかさや熱意が風を起こす。
青学みんなで歌って踊るシーンを見るたびに、そんな風に感じる。
テニミュの青学のみんなが起こす風は、降り注がれた太陽の光を反射してキラキラと輝くあたたかで透明な春の風。

ライティングや演出 キャストのパフォーマンスといった視覚情報と音楽と歌声の聴覚情報が、風という温度をもった触覚の情報を描いている。
五感すべての情報を伝達できなくても、人間は五感のうちのどれか一つの情報から全く違う器官から得る情報のイメージを引き出すことができるからこそである。

でもそれは 春の風のあたたかさや心地よさ 光の眩しさや植物が芽吹き花開き動物たちが冬眠から目覚め活動を始めるいのちの目覚めのイメージなんかの経験や知識=情報が記憶にあるからこそできること。


テニミュの青学の皆は風を起こす と思っていたから、途中でタカさんが青学の応援旗を振って自分で風を起こしていてそこでまた「!」でした。追い詰められた苦しさに唇を噛み締めて、祈るかのように無言で力強く応援旗を振っていたあの時、空気が変わった。
青学の皆が風を起こすと希望が見える。あの時のタカさんは希望を見いだしたかったように感じた。


ところでリョーマくんたちを総称で呼ぶときは何て呼べばいいんですかね?今のところ少年たちと呼んでいるのだけど、生徒?部員?王子様たち?




関東大会を戦ってきて、ここにきて「何のために俺たちはテニスをするのか」「お前にとってのテニスとは何か」という問いが投げ掛けられてドキッとしました。
(原作を途中までしか見ていないから、もしかしたらその前から問いかけられていたのかも)


「何のためにテニスをするのか」……何のために?みんな 何でテニスをしているの?
「お前にとってのテニスとは何だ」……みんなにとってテニスって何?

私自身はかなしいことに生まれてこのかたスポーツに打ち込んだ経験が一度もないから、スポーツに青春を捧げるリョーマくんたちの気持ちがわからない。
テニミュを観るようになったけど、そもそもスポーツ漫画の登場人物がスポーツにのめりこむ気持ちがわからない。
聖闘士は地上の平和のために闘う力を持つ存在だから闘う宿命を受け入れて闘うのだとわかるのだけど、スポーツとなると途端に「何でみんなテニスやってるの?」になってしまうのです。

何のためにテニスをするのか?
お前にとってのテニスとは何か?
という命題は、今まさにアイデンティティを確立していこうとしている中学生の年頃の少年であるリョーマくん達が 自分のアイデンティティを探すこととほぼ同義と思っています。
テニスを極めようとテニスに打ち込む皆にとって、テニスは自分を構成する要素であるはず。皆が「自分はなぜテニスをしているのか……」という答えを自分の内側から見つけられたら、自分自身のことがきっとわかるはず。
そしてスポーツにのめり込む楽しさや素晴らしさを知らない私も、スポーツの魅力を知れるかもしれない。



なので「テニプリの皆は何のためにテニスをするのか?」という皆のジブンノカケラ(自分の欠片:アイデンティティを構築している分子 という意味で使っている忍ミュ言語です)が少しずつこぼれて見えるような予感がしたので、今回のテニミュはそこに注目して観ていました。
リョーマくんは当初は父さんに勝ちたくてテニスをやっていたんだったな。(ぐぐって思い出しました なんと忘れていました)
ちなみに立海の皆はその後すぐ「それは勝つために他ならない」歌っていたから「なぜ勝ちたいのか?」という問いに即スライドしたことも併せて書いておきます。
それが掟~♪と歌っているけど、そうか掟だからか……掟に従わないとならぬのか なぜ破ってはならないんだ?掟を破ったら破門だから?なんで破門されちゃダメなの?



赤也くんと戦ってぶっ倒れたリョーマくんを介抱する立海のみんなを見て「そうだそうだ!試合前に対戦相手の足を潰すなんてフェアじゃないぞ~!!」と思ったしてっきり真田もそう注意するのかと思っていたら、彼の口から出たのは「草試合でも負けるとは何事だ!!」だったから ドン引き
何故そこまでして勝ちにこだわる!?何が彼をそうさせる!?
あのシーンは立海というチームの異常なまでに勝ちにこだわるスタンスを表現していたのかもしれないけど、真田個人のスタンスなのかもしれないし 何にせよ「何故そうなる!?」と理由を探したくなる。
真田の動向が気になる のコーナー、まだまだ続きます。




海堂と桃ちゃん先輩がダブルスでコンビ組んでいて、しかも互いに切磋琢磨しあい 相手の胸の内で燃える炎が消えかかった時には再び勢いを取り戻すよう息を吹きかけるような、そんな良い好敵手同士になっていて じーん……。

ライバルの心がボッキリ折れたときに テメェで這い上がってこい!!それまで俺が食い止めておくからよ!!俺のライバルはこんなところでくたばる奴じゃねえ!!と海堂のガッツを信じて手は貸さずに復活を待つ桃ちゃん先輩がむちゃくちゃカッコいい。共闘しているライバルが目の前で倒れそうになっている時にかける言葉として100点満点の回答。
いつの間にこんな素晴らしい友情で結ばれたライバルになっていたんだ……。
ライバルと共闘するというシチュエーションはどうしてこうも胸が熱くなるのか。

そういえばOPかどこかのシーンで海堂の動きがいつにも増してぬらぬらしていたことを その時に思い出した。決して砕かれない海堂の精神力の強さ 海堂の底力を見ることができた試合だった。海堂 いいな……好きだ……。




仁王と柳生の入れ替わりはアレは本当に変装してなりすましていたんだよ ね!?イリュージョンっていうから柳生が仁王に見えるかのような錯覚を見せているのだと思い込んでいた でもどうやら違ったらしい。
立海テニス部には部員を管理する大人はいないのか!部員の皆もなんで黙認しているんだ ええいツッコミはいないのか!仁王は公式試合出禁にならないようにどうか気をつけてほしい。

でも変装して敵を欺く展開は マジで場を掻き乱すし読者も翻弄されるからおもしろい。そんなまさか!な方法で敵を翻弄する話のおもしろさはとてもわかっているつもりです。
しかもこれから全国大会に進むにつれてもっともっと驚愕プレイスタイルを披露していかねばならないとなると、変装するくらいの方向に進んでいかないとそれができないのかもしれない。
そして対戦相手も読者も翻弄する仁王と気品に満ちた柳生にクラッとなるのもすごくわかる。これはもう仕方ない。


黄金ペアはどんな時も陰ることなく輝きを放つ太陽そのものだ……。
何が起ころうとも二人の希望は失われることがない。お前がいるから俺はどれだけだって跳べるんだ っていうそんなフレーバーテキストを勝手に思い浮かべる。どんな時も希望を見せてくれる黄金ペアのメンタルの強さがとても心強い。
そして何より、二人三脚で寄りかかりあい手を取り合って共に戦う大石と菊丸の二人の優しさと信頼とあたたかさに溢れた関係で心が満たされる。好きだ……。(ぶれぶれ)

己自身に勝っても試合に負ける。
そこに悔しさややるせなさや自分を許しきれない気持ちや選手を責めきれない気持ち、そして負けてしまったけど満ち足りた充実感 なんかの複雑で奥深い感情がそこに生まれると感じました。勧善懲悪ヒーローものにはないものだなこれは。




幸村は病気で入院しているって話なのになんでテニスやれてんの?とずっと疑問だったのだけど、違った。突然病気で倒れた が正解だった。

見て 触れて 聞いて 五感全てを使って感じて世界を知り 己を知りたいはずの年頃の少年の五感が失われてしまうかもしれない だなんて……これほど絶望的なことが他にあるだろうか!
病気がそのまま悪化してしまったら、いずれ光もなく音もない 陽の光やひとの体温のあたたかさも何もかもが失われた無の世界にひとり置いていかれることになってしまう。
五感が失われてしまったら もう外の世界を感じることはできなくなってしまう。

五感が失われるということは……幸村の世界は15歳で失われ、その先の未来は失われてしまう。つまり、幸村はその後 身体は成長するかもしれないけど 精神的には大人になることができない と言えないだろうか……(超曲解)

病気が治るのかどうかも自分の人生がこの先どうなるかもまったくわからない。幸村が不安に襲われるのは当然だ。
手術をすれば治る見込みがあるとのことだけど、その手術が成功するかもわからない。


それでも病気が治る可能性に賭けて 俺も皆と共に未来を見たいと願う幸村の願いと祈りはどれだけ切実なものなのかがこれでもかと伝わってきて、「人は幸せになるために生まれてきたのだから」と歌う幸村が望む幸せは「俺も皆と共に未来を見たい」というあまりにもささやかなもので目から熱い涙がこぼれてきそうになる。

「次に目覚めるときは 君も俺も新しい未来にいるんだね」のフレーズが沁みる。そして 俺はまた必ず皆のもとに戻るよ 一緒に未来を歩もうという幸村の強い意志を感じる。
そう、次に目覚めたらそこはもう未来なんだよ 未来を迎えられた事になるんだよ。
反対に言うと、もう目覚めることがなくなったら それはもうこれ以上先の未来を見られないということなんだよ……。


もう憂いはない 迷いはない……♪のメロディーがあまりにもあたたかくて優しくて壮大で、手術室で眠りに入った幸村の魂が肉体を離れて 試合会場の真田たちのもとへとんでいって魂で一つになれたかのようなイメージができあがりました。決してやましい意味で言ってんじゃなくてね、友情とか魂で繋がれた存在とか そういうことを言っているのだよ私は。古のオタクだから昔の少女漫画の魂と魂でつながる描写を思い浮かべてしまうんだよ。
眠りに入ると現世とアッチの世界との境界が曖昧になる ということもちょっと考えてます。

幸村が未来が見えない恐怖に怯えるのはわかるけど、真田も迷いや恐れがあったんだ!?とびびった。
何で不安なんだろう 幸村が不在になるのは初めてのことなんでしょうか。手塚部長不在の大石と同じ状態だもんな。


今回の幸村と真田の描写はテニミュ解釈なのかそれとも原作に沿っているのか、気になる すごく気になる……。あまりに美しくて清らかなシーンだったから だいぶ盛ってんじゃないかとまず疑ってしまう。ものすごく気になる。
また原作の続きを読んでいこうと心に決めたのでした。




乾先輩と柳さんの4年と2ヵ月と15日越しで決着をつける戦い……試合の展開を掌握した乾先輩がカッコいい!!鳥肌たった……。
回想の映像、小さくてあどけなくてかわいい子どもの姿で出てきたからティーンになる前の話なんだ……!とその時は思ったけど、いや4年と2ヵ月と15日ぶりなら当時11歳くらいじゃね?
でも11歳の時に離ればなれになって15歳になった時に再会したら、声変わりしているし身体も大きくなってがっしりして 顔つきも大人っぽい顔つきの変わり果てた姿で再会したということになるんだよね。

身体はメタモルフォーゼ(少年が二次性徴を経て成人男性の身体になることを、 芋虫が蝶に姿を変えることになぞらえてメタモルフォーゼと呼んでいます)して大人に近い身体になったのに、柳さんは自身が子どもの姿のあの時……過去にこだわっていて 反対に乾先輩は未来へ歩みを進めようとしているとわかった瞬間「ああ これは乾先輩が勝つな」と確信。
過去で留まろうとする者と過去を凌駕する者なら、過去を凌駕する者が進化して過去で留まる者の先を行くに決まってるじゃないか!!
少年漫画の「これは勝つな!」という勝ちパターンが読めた時ってアドレナリンがドバドバ出ているような気がしますよね。この時がメチャクチャ気持ちいいんですよね。これがあってこその少年漫画ですよ。

直感はデータを踏まえ分析をした上で導き出されたものでなければ、正しい直感とは言えない。
念密なデータ収集をして分析して、その上で直感で戦うことを選んだ乾先輩は ケースバイケースでベストを越えるベストを導き出す柔軟性とスピードを手にいれることになる かもしれない。誰にも負けないデータベースを持っている乾先輩が直感力を極めたら最強……!!乾先輩はリョーマくんの次に無我の境地に一番近づいたと感じた。

ちなみに「データを収集・分析した上で導き出された直感こそが正しい直感」は忍たまで学んだ事だったりします。




初めて勝ちに執着する不二先輩や勝ちたい!!と強く願うリョーマくん達が 下手したら異常に勝ちに執着する(異常性を感じて試合が終わるまで正直怖かったです)立海のようになってしまうのではないか、という恐怖がよぎった。
勝ちたい!!と切望する気持ちが生まれたばかりの彼らは、今までなかった変化が起きたばかりだからこそ、どこに転がってしまうかわからない不安定さからくる恐怖があった。


本当の自分はどこにあるのか?を探す不二先輩はまさしくアイデンティティを探していましたね。
赤也くんに隙を見せてモロにやられる不二先輩は その時だけは正直ザコに見えてオイオ~イwwでした。

けれども赤也くんに視覚を奪われた不二先輩が 目が見えないまま戦い続けて勝利を掴んだのがかっこよかった!!
そうなんだよな 視覚が失われると視覚経由で入るものが遮断される分 他の感覚が研ぎ澄まされるのだと私の推しが言ってました。ちげえよ文次郎じゃねえよ 忍たまの文次郎が視覚奪われたら大変どころの騒ぎじゃ済まされねえよ 龍星座の聖闘士の紫龍が言ってたんだよ。
目が見えなくなって すぐに潜在能力をどんどん引き出せた不二先輩は聖闘士かよ……強すぎるだろ……不二先輩はこれからどうなっていくんだ……。


もうオレには後がない!!絶対勝たないといけないんだ!!と何かに怯え自らを追い詰める赤也くんはなぜそこまで怯えているのか……赤也くんの悲鳴が痛々しかった。
試合の前に真田の制裁を食らったからね……違うか。
赤也くんが負けに異常に怯え どうしよう もう負けてしまう!!という時に「まだ諦めるな!まだいける!がんばれ!!」とジャッカルが送ってくれたエールでとても救われた気持ちになった……ジャッカル なんて良い先輩なんだ……。
不二先輩が勝ってベンチに戻ったあとも、赤也くんが恐れていた未来とは違って 先輩たち皆が「怒られるのはお前だけじゃないさ」と笑顔で迎えてくれていて良かった……赤也くんの恐れは現実でなくて良かった……。




ルビーアイ!レッドイズマイカラー!とサティスファクショ~ン!は偏差値低めの中学生英語っぽいなと思っていたら、その後でリョーマくんが急に流暢な英語を喋りだしたからその落差がすごかった。
でも 中学テニス日本一の立海の皆と真田が アメリカ帰りのリョーマくんという日本を出て世界を見てきた存在に初めて接触した、ということの表現なのかとも思ったりした。適当言ってる。

真田の風林火山、風が火に強いみたいな感じが属性バトルものの設定みたいですね。少年漫画のバトルものの設定は一度聞いただけでわかるわかりやすさ第一。私が勝手にイメージする少年漫画ぽさメーターが風林火山の登場でまたグッとアップしました。


テニスに関してのアイデンティティを探すみんなが行き着く先はどこなんだろう、と思っていたのだけど、行き着く先は"無我の境地"なんだ……!?自分らしさを探すのに、行き着く先は"無我"なんだ!?という驚き。
リョーマくんが今まで戦ってきた それぞれに強い対戦相手の皆の技を全部使える+過去の対戦データを蓄積しまくって身体が覚えていて無意識的に身体が動く人間こそが最強なのでは!?っていう話であってる?確かに最強なのでは!?
戦った皆のプレイスタイルを完コピして、 自分のスタイルで戦うのではなく対戦相手に合わせて戦う+無意識で動くから自我がない から無我っていうネーミングなんでしょうか。


リョーマくんが無我の境地で 真田に風林火山をぶつけた瞬間 ハッとした。
無我の境地に到達したリョーマくんが真田を自分自身(風林火山)と対峙させたから……。真田の敵となり得るのは真田自身だったのか。真の新たなる敵は己自身である……あ、これは忍ミュの学園長の言葉です。
自分に襲いかかってきた己の技を己自身で潰せなかった 己を越えられなかった真田は負けるな、とその時感じました。

己を越えられなかった真田は負けるな と思っていたら
「俺は無我の境地を使いこなせるやつを三人知っている。幸村と………………そして俺だ」ブォンッッ(無我の境地発動)
使えるんかい!!無我の境地 使えるんかい!!!!


リョーマくんのメロディーに対して言葉詰めっ詰めの歌、次から次へと言葉が思いが溢れて止まらないリョーマくんの気持ちが出ていたようでした。


お前は青学の柱になれのシーンをいつか生で見てみたい!!と思っていたからついにそのシーンを見れて嬉しかった……!!
お前は青学の柱になれ 気高くてその中に泥臭さと爽やかさと少年のしなやかさとのびやかさも表現されていて、それら全てを併せ持つすごい歌。大好き……。
リョーマくんが無我の境地に到達したこの時に「今はただのスタートライン」と歌うからすごい。リョーマくんが到達したこの場所がスタートラインというのなら、リョーマくんはこれからどこまで行くの!?どこまでも行けるんだろうな。
手塚部長はずっとリョーマくんの目指す先の存在であり続けるんだろうな。でも手塚部長はリョーマくんにもっともっと羽ばたいていってほしいと心から思っているんだろうな。
「俺が絶対返せないショットを打ってこい」という言葉が言える部長のかっこよさよ。手塚部長はかっこいいな……。


リョーマくんがサムライになるタイミングが なんか居合い切りしてた武士っぽいイメージの真田と対戦している時っていうのが また いいよね……。侍と侍の決闘のようでいいよね……。
リョーマくんがサムライになったってことは父さんと同じ高みに……完全に到達したわけではないのだろうけど、でも父さんが立っていた場所にぐっと近づいたっていうことなんだろうな。
手塚部長が願ったように、リョーマくんは当初の父さんをテニスで倒す目標を掲げていた時空よりも これからもっともっと高みへ行くのだろう。父さんが到達できなかったところまでいつか辿り着けたら……すごいよね!!


リョーマくんが信じられないボールの返し方して決着がついた時に
真田が「一か八かの賭けに出たその勇気と自信、認めてやろう!」とリョーマくんを認めてくれて……アァ……好感度爆上がり!!!
異常なまでに勝ちに執着していた真田が負けたら一体どうなるのか……と固唾を呑んで試合の行方を見ていたから……(こわかった……)。
テニプリの 絶壁に立ち向かう覚悟を"勇気"と表現しているのが大好き。山吹のリョーマくんvs阿久津くんの勇気vs意地がものすごく心に刺さってそれ以来ずっと忘れられなくて大好きなんだけど、真田も勇気という表現を使うんだ……勇気という概念が彼の中に存在するんだ……一気に好きになってしまった……。
テニプリで使われる勇気という言葉は絶対的にポジティブな意味だと信じています 全然わかってないけど……。

試合が終わって礼をする時に、試合中は決して外さなかったキャップを外して礼をする誠実さと謙虚さを見せた真田に好感度がさらに上がる。学ばせて頂いた、これから皆で頑張っていこうという姿勢が伝わってきて素晴らしい。


その後 真田が立海のチームメイトの皆に言った「王者立海、それは昨年前のことだ。今年はチャレンジャーとして全国に乗り込む!」
で熱い涙が目いっぱいに溢れた!!
素晴らしい……素晴らしい言葉が聞けて良かった……最高だ……。心の底から立海の皆の 今まで挑んだことのない新たな戦いに挑んでいこうとする勇気を讃えた……。真田……めちゃくちゃカッコいい……。
立海の皆が経験した負けは あの時リョーマくんが高架下のテニスコートで手塚部長に負けた時のように、皆にとって新しいスタートラインに立つための意味のあるものであったと感じる。
立海の皆は今回 自分たちで負けたことに対して前向きな意味を見いだせたから これはすごいことです。

王者の座を守るために戦ってきた常勝立海が、己を越えさらなる高みを目指し進化していく"上昇立海"になった瞬間に立ち合えて良かった。本当に嬉しい。
立海の皆が次に目の前に現れる時には、今回よりもっともっと進化して強くなっているはずだ。




NEXTとMust be strong!とFainalistはTHE・テニミュソングと素人なりに思っているわたし
そう!!これらの歌が聴きたくて!!これらの歌を歌うシーンが見たくて私はテニミュを観に来たのだよ!!それだけじゃないけどさ!
たぶんドリライの映像を見せてもらった時に初めて聞いてから なんてかっこいい曲なんだろう……とずーっとずーっと思っていたから、これらの曲の本来の姿を見ることができて感動が二倍にも三倍にも膨れ上がった。

Must be strong!は古代ギリシャの気高き戦士を彷彿とさせる 厳かで神聖な雰囲気に 決して立ち止まらない少年の心情がのっかっていて非常にかっこいい気高き青春ソングだよ……。気高き青春という青春がこの世には存在するんですね。

テニスで強くなりたい というと例えば超絶テクニックを会得したいとか瞬発力を手に入れたいとか そういうことだと思ったのだけど、"strong"なんだね!?
strongというと 強靭な肉体や精神力といった己自身が鍛練を重ねて強くなる方を思い浮かべるのだけど……まさしく皆が闘士のように見えてくるし、関東大会の決勝戦を終えて全国大会に挑もうとする皆は己自身を鍛えて"強くなるんだ"が一番合っているのかもしれない。

Must be strong!「未来はいつも俺らがつくる ボヤボヤしてたら昨日のままさ」と「見据える先に理想が見える グズグズしてたら夢と消えるぜ」の歌詞がが特に良い。荘厳なメロディーに 少年が少年でいれる時の短さに焦りはやる気持ちがのっていて光陰矢のごとしが表現されていて、だからこその気高き青春ソングですよ。
「遠い空の彼方に見える 明日が生まれるその場所に走ろう」もすごくいい。明日が生まれる場所という表現があるのか……と目から涙のようにウロコがぽろぽろこぼれてくる。

テニミュが正直うらやましい 忍ミュの楽曲も佐橋さんが手掛けてくれ~~~~!!!(忍たま実写映画第二弾の音楽は佐橋さんが手掛けてくださいました!!ありがとうございました!!!) でも佐橋さんのビンビン90'sで荘厳な音楽はテニミュだからこそなんだとも思うのね……。



テニミュ関東立海リョーマくんや乾先輩や不二先輩や赤也くんや真田や皆がさらなる高みを目指そうと羽ばたいていくその時を見届ける事ができて感無量でした。観に行ってよかった……。

負けずに勝ち続けることをキープする常勝立海を「現状維持に全力を注いでいる」と見て、対する青学は「己を凌駕して未来へ走ってゆく」と見るとわかりやすかったのでそうやって見てしまったのですが、立海の皆も日々どんどん強くなるライバル校から王者の座を守るために 毎日鍛練を重ねて今までも強くなっていっていたんだろうな。